ブラインダー元FRB副議長、QE3決定は素晴らしい

ブラインダー元米連邦準備制度理事 会(FRB)副議長は13日、米成長押し上げに向けて連邦公開市場委員 会(FOMC)が決定した量的緩和第3弾(QE3)について、「素晴 らしい」と語った。

現在プリンストン大学教授を務めるブラインダー氏は、ニューヨー クで開催されたパネルディスカッション、「ブルームバーグ・マーケッ ツ50サミット」で、「失業は本来あるべき水準よりもかなり多い」と指 摘。その上で「失業率を1ポイント引き下げるために可能な策はFRB には何もないとはいえ、FRBが失業率を引き下げる努力をしないとし たら、FRBは法律で定められた責務を果たさないことになる」と説明 した。

同サミットに出席したウォーシュ元FRB理事(現スタンフォード 大学経営大学院講師)は、今回のFRBの「並外れて積極的な」決定に は賛同しかねるとし、米金融当局は「期待を過度に高めながら結果は乏 しい事態」を招くリスクを冒したと述べた。

米共和党の大統領候補ロムニー氏のアドバイザーを務めるスタンフ ォード大学のジョン・テーラー教授は、金融政策は「不透明要素の一 つ」となることで逆効果を招き、伝統的な使命を超えてしまったとの認 識を示した。

カーネギー・メロン大学のアラン・メルツァー教授は、FRBの過 去の「数多くの誤り」と比較した上で、今回の債券追加購入の決定は、 FRBの歴史上「最悪の誤りの一つになりつつある」と批判した。

同教授は「FRBも米国も金融に関する問題は抱えていない。この 国が抱えているのは幾つかの実体経済上の問題だ」と指摘。米経済が FRBの行動で大きく影響を受けることはないだろうとし、「私の意見 では今回のFOMC決定は非常に悪い」と述べた。

原題:Princeton’s Blinder Says Fed’s Decision to Ease Was ‘Terrific’(抜粋)

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