欧州債:スペイン2年債下落、政府が救済要請先送りとの見方

13日の欧州債市場では、2年債を中 心にスペイン債が下落。同国政府が金融支援の要請を先送りするとの見 方から、欧州中央銀行(ECB)によるスペイン債購入の期待が後退し た。

ドイツ10年債は値上がりし、利回りは約10週ぶり高水準から低下し た。格付け会社フィッチ・レーティングスがこの日、スペインのカタル ーニャ自治州の格付けをジャンク級(投機的格付け)に引き下げる可能 性を示唆したこともスペイン債の売りにつながった。イタリアがこの日 実施した入札では、3年債の落札利回りがほぼ2年で最低。これを受 け、流通市場では2年債が下げ幅を縮めた。

シティグループの債券ストラテジスト、ジェイミー・サール氏は、 スペイン債の最近の上昇は「ECBの購入を期待してのものだった」と 指摘。「スプレッドが縮小したからもう何もしなくていいとスペインが 考えている兆候が少しでもあれば、これまでの流れは反転する」と述べ た。

ロンドン時間午後4時12分現在、スペイン2年債利回りは前日比13 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.95%。ユーロ導入 以降の最高は7月25日に付けた7.147%。同銘柄(表面利 率4.75%、2014年7月償還)の価格は0.235下げ103.21。スペイン10年 債利回りは1bp上昇の5.64%。

イタリアの2年債利回りは7bp上昇の2.26%。一時は2.29%まで 上昇した。同国政府は3年債40億ユーロ相当を発行、平均落札利回り は2.75%と、7月13日の入札での4.65%から低下した。

ドイツ10年債利回りは6bp低下して1.56%。12日は1.65%に達 し、6月29日以来の高水準となっていた。

12日の総選挙でユーロ反対の自由党が議席を減らしたオランダの国 債も上昇。10年債のドイツ債との利回り格差は一時24bpと、1月17日 以来の最小を付けた。

英国債

英国債市場では10年債が4営業日ぶりに上昇。イングランド銀行 (英中央銀行)はこの日公表した四半期報告で「ユーロ圏が直面してい る基礎的な困難はなくなっていない」との認識を示した。

英10年債の利回りは1bp低下の1.82%。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)の価格は0.115下げ99.38。

原題:Spanish Bonds Drop Amid Aid Request Concern; German Bunds Rise(抜粋) 原題:Pound Approaches 4-Month High Versus Dollar Before Fed Decision(抜粋)

--取材協力:Emma Ross-Thomas.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE