任天堂:「Wii U」は2万6250円から、国内発売は12月8日

任天堂は新据え置きゲーム機「W ii U」の国内希望小売価格を、税込みで2万6250円からに設定し た。発売は12月8日。日米欧で今年の歳末商戦に合わせ投入する方針 だが、海外での発売日や価格は現地の法人が個別に発表する。

13日の発表資料によると、内蔵フラッシュメモリー容量が8ギガ バイト(GB、ギガは10億)の通常版は2万6250円、容量32GBの 「プレミアムセット」が3万1500円。「New スーパーマリオブラ ザーズ U」など同社の人気ソフト2作も同時に発売する。ソフトの詳 細は午後11時から同社サイト上で説明する。

「U」は2006年発売の「Wii」の後継機。任天堂は昨年4月に 投入を発表後、仕様や対応ソフトを段階的に公表してきた。岩田聡社長 は13日夕にネット配信された動画の中で 、テレビを囲み多人数で遊ぶ 色彩が強いWiiに対し、「U」では手元のコントローラー上のタッチ パネルでもゲームが出来るなど「1人で遊ぶための枠組みを強化した」 と説明。多様化によるユーザー獲得への意欲を示した。

岩井コスモ証券の川崎朝映氏は価格について「普及を図るには2万 円程度が良いが、機能面からすると難しい」「原価を抑えてぎりぎりで 赤字を出さないよう設定した印象だ」と語った。その上でポイントはソ フトの品ぞろえであり、13日深夜の発表に注目したいと語った。

TIWの岡敬アナリストは「安い」ことからWiiからの買い替え 需要が期待でき、任天堂の株価にポジティブ、との見方を示した。

任天堂は今期(13年3月期)の「Wii」の販売計画を「U」も 合わせて1050万台としているが、内訳は公表していない。Wiiの価 格は発売時に2万5000円だったが、09年以降は2万円。

同社は携帯ゲーム機「3DS」で発売から半年足らずの昨年8月 に値下げを強いられ、前期で上場以来の赤字に転落。岩田社長は6月の 米国でのアナリスト説明会で「U」について、発売から短期間での値下 げを回避する意向を強調していた。

--取材協力:藤村奈央子 Editors: 駅義則, 沖本健四郎, 室谷哲毅

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