中国一の富豪率いるワハハ、海外で企業買収目指す

中国一の資産家、宗慶後氏が率いる 飲料メーカーの杭州娃哈哈(ワハハ)集団は、中国経済の減速と国内市 場の競争激化を踏まえ、海外販売網を構築するための企業買収を目指し ている。

宗氏の娘で国際事業責任者の宗馥莉(ケリー・ツォン)氏は11日の インタビューで、同社が投資銀行と組み、欧州とオーストラリアで食 品・飲料分野での買収機会を探していることを明らかにした。原材料調 達の効率化につながる企業や流通システムを分担できる企業に関心があ るという。

非公開企業のワハハは売り上げのほぼ全てを中国市場で得ている が、同国では経済成長が鈍化しており、コスト圧力が高まっている。

コアパシフィック山一インターナショナル(京華山一国際)のアナ リスト、夏平氏(上海在勤)は「中国では食品・飲料業界の競争が依然 として非常に激しい」と述べた上で、「ワハハが康師傅や統一企業中 国、コカ・コーラなど、より大きな競争相手に対し優位に立ちたいな ら、海外企業の買収に頼らざるを得ないだろう」と指摘した。

ワハハの昨年の利益は10億ドル(約780億円)、売上高は110億ドル だった。宗馥莉氏によると、海外飲料事業の昨年の売上高は約2000万ド ル。

原題:China’s Richest Man Hunts for Global Deals on Local Competition(抜粋)

--取材協力:Stephen Engle.

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