メルシュ氏:ユーロ経済、年内は弱い状態続く-不確実性高い

欧州中央銀行(ECB)政策委員会 メンバー、ルクセンブルク中銀のメルシュ総裁は、ユーロ圏経済の見通 しについて、年内は弱い状態が続き、来年の回復は緩やかなペースにと どまるとの見方を示した。

同総裁は13日公表したルクセンブルク中銀の四半期報告で、「不確 実性が高まる状況で、経済指標は経済活動の弱さが年内いっぱい続くこ とを示唆している」と指摘。「ユーロ圏の来年の経済活動の回復も極め て漸進的なペースにとどまるだろう」との認識を示した。

ユーロ圏のソブリン債危機が加盟17カ国の経済成長を阻害してい る。ユーロ圏の4-6月(第2四半期)GDP(域内総生産)は前期 比0.2%減だった。ECBのドラギ総裁は先週、無制限の国債買い入れ 策を発表した。

ルクセンブルク中銀は四半期報告で、「域内の一部諸国が直面する ソブリンリスクをめぐる根強い懸念から、利回り格差(スプレッド)は 高水準にとどまっている」と解説。市場はユーロ圏当局による新たな金 融政策の履行を待っており、緊張緩和はほとんど進んでいないと指摘し た。

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