駐EU中国大使:欧州委はダンピング調査の影響熟慮する必要

欧州連合(EU)は、中国製太陽光 パネルに対するダンピング(不当廉売)調査がEUと中国の関係に及ぼ す影響を熟慮する必要があるとの見解を、駐EU中国大使が示した。

再生可能エネルギー技術の独ソーラーワールドなどが、中国製の太 陽光パネルが原価以下で販売されていることによって打撃を受けている と主張しており、EUは先週ダンピング調査を開始した。結晶シリコン 太陽電池モジュールやパネル、その主要部品など総額210億ユーロ(約 2兆1000億円)相当の輸入製品が調査の対象。EU当局は中国製太陽光 パネルに反ダンピング関税を課すかどうかを9カ月間かけて決める。

呉海龍・駐EU中国大使は12日、ブリュッセルで記者団に対し、 EUの行政執行機関である欧州委員会は「調査が中国とEUの関係にも たらす影響に十分配慮する必要がある」と指摘。こうした調査は「非建 設的」で中国製造業者を取引相手としている欧州企業にとって「もろ刃 の剣」になり得ると述べた。

ドイツのメルケル首相は先月、欧州委と中国当局が話し合いによっ てダンピング調査を避けることを期待しているとの考えを示した。呉海 龍大使はメルケル首相が「非常に賢明な姿勢」を示したとも語り、中国 も話し合いによる貿易問題の解決を望んでいると説明した。

原題:China Says EU Trade Probes Should Consider Impact on Relations(抜粋)

--取材協力:Jonathan Stearns.

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