リバウンドしない夢の痩身具「アビリティ」、信号で食欲抑制

カトリン・ファルブさん(33)は10 代の初めのころから体重増加に悩まされ、ウエートウォッチャー(やせ 方の指導を受けるプログラム)からお灸まで、ありとあらゆる痩身(そ うしん)術を試してきた。そしてやっとのことで、理想の方法にたどり 着いた。それは「アビリティ」という体に埋め込む器具だ。

イントラぺース(米カリフォルニア州マウンテンビュー)が開発し たこの製品は名刺を1センチ余り重ねたようなもので、胃の近くに埋め 込んで食欲を抑える。この製品が送る電気パルスによって、少量の食事 でも満腹に感じるようになるという。脳に送られる信号によって、食事 と食事の間や夜遅くに何かを食べたいという欲求も抑える。ボストン・ サイエンティフィックやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)な ど医療機器メーカーの資金で開発されたこの製品のおかげで、ファルブ さんは2011年3月の埋め込み手術から今までに23キロやせた。

病院の調理場に勤めているというファルブさんは「1日8時間ずっ と食べ物が目の前にある環境だとつい、一日中つまみ食いしてしまうも のよ。誰からもコントロールされないわけだし。アビリティが私のコー チね」と話した。ファルブさんはドイツのニュルンベルク在住。

アビリティは11年1月に欧州で認可を受け、英国やフランス、スペ イン、イタリア、ドイツで利用されている。イントラぺースは成人の3 人に1人が肥満という有望市場、米国でも認可を目指している。

食欲を抑制する装置を開発したのはイントラペースが初めてではな いが、他の試みは今のところ、通常のダイエットと運動以上に効果的だ と証明されてはいない。データ追跡とソーシャルネットワークによる支 援を埋め込み器具に組み合わせたイントラペースの手法はもしかした ら、われわれの食習慣を本当に変えてくれるかもしれない。

原題:Lose Weight Forever With Abiliti Implant as Obesity Cure: Health(抜粋)

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