PIMCO:13年は世界的に成長鈍化へ、景気後退拡散リスク

世界最大の債券ファンドを運用する 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、 世界の景気は2013年に弱含むと予想し、先進国でリセッション(景気後 退)が広がる公算がより大きくなっていると警告した。

PIMCOのマネジング・ディレクター、サーミル・パリーク氏は 同社ウェブサイトに掲載した12日付リポートで、世界の経済成長率 は2012年の2.2%から13年には1.5-2%に鈍化すると予想。「全ての先 進国が2013年にリセッション入りするとは考えていないが、世界中で同 時に総需要が鈍化しており、リセッションが一段と広がりを見せる可能 性が高まってきた」と記述した。

パリーク氏は、来年の米経済成長率見通しについて、1-1.5%で 「下振れ」リスクを伴うとしている。また、住宅市場の回復見通しは支 援材料だが、いわゆる「財政の崖」に対する議会の妥協策に伴い、米国 内総生産(GDP)に約1.5%の下押し圧力がかかると指摘した。

同氏は「年率2%の成長率を保つことが困難な経済において、これ は大きな一時的ショックとなるだろうが、明確なコミュニケーションと 計画を策定すれば、民間セクターにとって対応可能だ」と述べた。

一方、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁については、「不況に 近づく確率」を低下させ、緊縮財政の条件を受け入れた国の債券を購入 すると公約することで「強く求められていた一呼吸を置く余裕」を生み 出したとして、その功績をたたえた。ただし、ユーロ圏経済は依然とし て1-1.5%の縮小が予想されるとした。

パリーク氏はさらに、中国経済は年率8-12%に達する拡大を続け た「容易な成長」の段階が終了したとしながらも、同国は2013年に6.5 -7%の成長率を維持できるバランスシートと知識を保持しているとの 見解を示した。

原題:Pimco Sees Global Growth Slowing Amid Rising Recession Risks (1)(抜粋)

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