ソロス氏:ベルリンに住宅バブルの危険-ドイツへの資本逃避

資産家で著名投資家のジョージ・ソ ロス氏は、ドイツの首都ベルリンの住宅価格について、過大評価の危険 があると語った。欧州債務危機が続く中で、資金の安全な逃避先を求め る買い手が需要をあおっていると指摘した。

ソロス氏はベルリンで10日に行われた公開討論会で、「ベルリンで 住宅バブルの深刻な危険が生じつつある。資本逃避と実質金利のマイナ スによるところが大きい」と警告した。

欧州の他の都市に比べて割安な価格やドイツ経済の安定、他の投資 先が不足していることを理由にプライベートエクイティ(PE、未公開 株)投資会社や個人の富裕層、保険会社がベルリンの集合住宅を購入し ている。イモビリエンスカウト24のデータによれば、ベルリンの集合住 宅価格は過去1年間で約17%上昇した。ドイツ全体の上昇率は7%にと どまっている。

レーゲンスブルク大学の不動産協会の責任者、シュテフェン・セバ スチャン氏は「資本プレミアムを期待する海外の投資家が流入してい る」と指摘する一方で、ベルリンは他都市に比べて金融機関や産業の集 積度が低いためパリやロンドンのような価格上昇は正当化できないとの 見方を示した。

原題:Soros Sees Threat of Bubble in Berlin’s Housing Market (1) (抜粋)

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