つぶせないノンバンク、米金融当局が初めて特定へ-最大5社か

米国の金融監督当局は、金融システ ムに対する潜在的脅威に指定する可能性が高いノンバンクを初めて特定 する見通しだ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

米金融安定監視評議会(FSOC)は今月の会合で、最大5社の米 企業に部外秘の情報の提供を求める方針だ。計画が非公開であることを 理由に関係者らが匿名を条件に語った。連邦準備制度理事会(FRB) の監督対象として、ストレステスト(健全性審査)の実施を義務付け、 一段と厳しい資本・流動性規制を課すかどうかの決定に向けた一歩にな る。

米監督当局は、金融システムに対する潜在的リスクとなり得るノン バンクが監視の目を逃れることがないよう確実を期したいと考えてい る。ノンバンク金融機関はこれに対して、自社が破綻しても経済の安定 を脅かすことはなく、指定を受ければ不必要なコスト負担を強いられる と主張している。

米政府の公的支援を受けた保険会社アメリカン・インターナショナ ル・グループ(AIG)は、さらなる審査が必要かどうかを決める FSOCの基準に該当するとしており、米複合企業ゼネラル・エレクト リック(GE)の金融部門GEキャピタルもシステム全体にとって重要 なノンバンクに指定されると予想している。

ワシントンの法律事務所デチャートのパートナー、トーマス・バー タニアン氏は「幾つかの企業が今月特定されれば、最終的な指定が年内 に行われる可能性がある。指定を覆すことができなければ、新たなシス テミック監視によって対象企業が重大な影響を受ける恐れがある」と話 している。

原題:Systemic-Risk Panel Said Poised for U.S. Non-Bank Designations(抜粋)

--取材協力:Zachary Tracer、Tim Catts.

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