【個別銘柄】資源や鉄鋼高い、キヤノンやツムラ上昇、OKIは急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

資源関連株:三井物産(8031)が前日比1.3%高の1138円、国際石 油開発帝石(1605)が2.4%高、住友金属鉱山(5713)が3.3%高など。 非鉄金属と鉱業は東証1部業種別上昇率の1、3位を占めた。米連邦公 開市場委員会(FOMC)が景気浮揚を目指し追加緩和を発表するとの 観測から、きのうのニューヨーク原油相場は5日続伸。同様に銅先物も 4カ月ぶり高値となっており、市況高による恩恵が期待された。

鉄鋼株:JFEホールディングス(5411)が3.9%高の1092円、新 日本製鉄(5401)が2.5%高など総じて上昇。鉄鋼指数は東証1部業種 別上昇率の2位。野村証券では、中国主要6都市の熱延コイルの平均価 格が10日に2年ぶりの上昇率を記録したことに触れ、需要のトレンドが 大きく変わったとはみていないとしながらも、上昇が続けば輸出比率が 高い日本の鉄鋼メーカーの業績にプラスの影響があると指摘した。

キヤノン(7751):2.6%高の2640円。SMBC日興証券では12 年12月期以降の業績予想を見直した結果、レーザービームプリンターの 回復は先送りとなるが、複写機や一眼カメラは引き続き堅調に推移する と想定。精密機器セクター内での相対的な目標株価とのかい離率の点か ら、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。

ツムラ(4540):3.7%高の2439円。JPモルガン証券では堅調な 売り上げが続いているとして、13年3月期営業利益予想を205億円か ら220億円へ増額。目標株価を2900円から3100円へ引き上げた。全体的 に漢方市場拡大傾向が継続しており、同社の戦略が奏功していると評価 している。

セイコーホールディングス(8050):5.9%高の217円。タイでの大 規模洪水による浸水被害で新たに受取保険金22億円が確定したとして、 同額を特別利益に計上すると発表。これに伴い、4-9月純利益予想を 従来の20億円から42億円へ増額修正した。

三井ハイテック(6966):3.5%高の468円。13年1月期純利益見通 しを前回予想の4.5倍にあたる18億円へ上方修正した。半導体や家電、 自動車関連業界の需要が予想を上回って推移しているほか、タイ洪水被 害に関連した保険金収入など7億円を特別利益に計上することも貢献す る。期末配当予想も3円から10円へ引き上げた。

OKI(6703):11%安の89円で、東証1部値下がり率1位。スペ イン子会社での不適切会計について外部委員会から11日付で報告書を受 領し、6年3カ月で計308億円の純損失が発生したと発表した。不正会 計の損失リスクは当初80億円程度としていたことから、影響額の拡大が 嫌気された。

大気社(1979):1.6%安の1556円。大和証券は投資判断を従来の 「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き下げた。塗装シ ステム事業受注見通しに変化の兆しと指摘、顧客である自動車メーカー から、塗装システムの発注を一部遅らせる動きが出てきたもようとして いる。目標株価は2100円から1800円に下げた。

日本郵船(9101):3.6%安の134円。SMBC日興証券は投資評価 を「1(アウトパフォーム)」から「2(中立)」へ引き下げた。日米 欧当局が独占禁止法違反の疑いで同社などに調査を開始したと複数の報 道機関が伝えたとし、情報の確度は高いと考えられることから、制裁金 課徴の可能性などが当面の潜在リスクだとしている。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):2.1%高の2402円。セ ブン-イレブン・ジャパンは海外の新市場開拓を加速する、と12日付の 日本経済新聞朝刊が伝えた。米国子会社に任せていた体制を改めて日本 流のノウハウを提供するほか、13年の進出を目指してブラジルなどで市 場調査を始めたなどとしている。

富士通(6702):1%安の313円。UBS証券では、利益水準が一 段低下したとして、投資判断を「中立」から「売り」へ引き下げた。目 標株価は240円。電子機器市場の集約化に伴い巨大企業が競合するよう になったとして、強い者がさらに強く、弱い者がさらに弱くなる構造に あると分析。同社が単独で事業継続しても果実は大きくないだろうと予 想している。

インターネットイニシアティブ(3774):2.7%安の38万5000円。 BNPパリバ証券では、短期的な成長期待は株価にほぼ織り込んだとし て、投資判断を「買い」から「ホールド」へ引き下げた。

アルバイトタイムス(2341):3%高の172円。3-8月営業利益 は3億9300万円と、従来予想2億2400万円を上回ったもようだと発表。 前年同期に比べて2.1倍へと増益幅が拡大する。戦略地域の静岡県で有 効求人倍率が全国値をやや上回る数値で推移したことに加え、求人広告 件数も増加傾向にあることが要因。

ミクシィ(2121):8.1%高の12万9600円。持分法適用関連会社の コミュニティファクトリーの株式譲渡によって特別利益が発生、4-9 月純利益見通しを10億-10億5000万円へ増額した。従来予想は7億5000 万-8億円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE