米フォード:フィールズ氏がCOO昇格へ、次期CEO候補か

自動車メーカーで米2位のフォー ド・モーターの取締役会は、米州部門社長のマーク・フィールズ氏を最 高執行責任者(COO)に昇格させる準備を整えている。事情に詳しい 関係者1人が明らかにしたもので、同氏をアラン・ムラリー最高経営責 任者(CEO)の有力な後継候補にする指名となりそうだ。

関係者によると、フォード取締役会は今月か来月にフィールズ氏 (51)の昇格について採決を行う見込み。フィールズ氏は勤続23年のベ テランで、4年前に過去最大の損失を出した北米事業を再建し、今年は 記録的利益を上げた。マツダの社長を務めた経験もある。関係者は非公 開情報だとして匿名を条件に明らかにした。今月の取締役会は12日に始 まる予定。

フィールズ氏のCOO昇格は同氏をムラリーCEO(67)の後継候 補と位置付ける人事で、連邦政府による救済や経営破綻を回避しながら フォードの経営を再建した功績を高く評価するものだ。関係者による と、フィールズ氏は2005年に就任した北米・南米事業責任者から退く見 通しで、その役職の後任は明らかになっていない。

フィールズ氏は10日にミシガン州フラットロックの工場で開かれた イベントで、次期CEOを目指すのかとの記者団の質問に対し、「来場 ありがとう」と述べて回答を避けた。フォードは人事についてコメント を控えている。

ムラリーCEOはこれまでCOOを置いていなかったが、フィール ズ氏を起用し、CEO補佐役としての地位を明確にする。フィールズ氏 は米州部門責任者になる以前に海外部門での経験も積んだ。フォードの 欧州部門で執行副社長を務めたほか、欧州高級車ブランドやジャガー、 ランドローバー、アストン・マーチン、ボルボも率いた経歴があ る。2000-02年にはフォードが当時経営権を持っていたマツダでCEO 兼社長を務め、フォード出身の複数の幹部と共にマツダの業績回復を導 いた。

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