ドイツ銀は人員削減を拡大、報酬を圧縮へ-利益率向上目指す

資産規模で欧州最大の銀行、ドイツ 銀行は、人員削減を拡大するとともに、収入に対するボーナスの割合を 圧縮する計画だ。利益率向上を目指す。

同行は11日の発表資料で、「報酬慣行は従業員の行動様式を変化さ せ、インセンティブを全当事者の利益となる持続可能な長期的パフォー マンスに一致させるための重要な手段だ」と説明した。

発表によると、同行は経営幹部向けボーナスの支払い繰り延べ期間 を3年から5年に延長する。また、毎年支払っていくことをやめ、繰り 延べ期間の終了時に一括支給する。報酬体系見直しのため外部委員会を 設置し、結果を今年の報酬に反映させる。

ドイツ銀は、税引き後の株主資本利益率(ROE)を2015年までに 少なくとも12%と、11年の8.2%から引き上げる目標に向け、45億ユー ロ(約4500億円)のコスト削減を図る。人員削減の規模は7月に発表し た1900人から拡大させると、ユルゲン・フィッチェン共同最高経営責任 者(CEO)が明らかにした。金融機関は世界的に、監督当局や株主、 政治家から報酬圧縮を迫られている。

発表によると、ドイツ銀の純収入に対するボーナスの割合は2011年 に11%と、06年の22%から低下していた。事業パフォーマンスとの関連 においてボーナスを一段と減らすことに「コミットしている」と同行は 付け加えている。

アンシュー・ジェイン共同CEOが記者団に述べたところによる と、同行は報酬に絶対値としての上限を設けることは避けた。「われわ れは競争の激しい環境の中にいる。全員に合う万能サイズを決めるのは 合理的でない」と同CEOは説明した。

フィッチェンCEOによると、ドイツ銀は既に報酬見直しの外部委 員会の委員長を決めている。委員会はドイツと英国、米国、アジア太平 洋地域の業界リーダーで構成し、将来の報酬体系の基本原則や最低基準 を決めるという。

原題:Deutsche Bank Plans More Cuts in Headcount, Pay to Reach Goals(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE