ドイツ銀:税引き後ROE少なくとも12%目指す-15年までに

資産規模で欧州最大の銀行、ドイツ 銀行は11日、コストを約45億ユーロ(約4500億円)減らす計画を明らか にした。自己資本比率の最低基準引き上げや欧州ソブリン債危機の逆風 に直面し、利益率向上を目指す。

発表によると、ドイツ銀は税引き後の株主資本利益率(ROE) を2015年までに少なくとも12%とすることを目指す。11年は8.2%だっ た。年間コスト削減の目標を15年までに達成するため、40億ユーロの費 用を計上するという。

アンシュー・ジェイン、ユルゲン・フィッチェン両共同最高経営責 任者(CEO)は発表文で「中期的な景気回復と規制の見通しは厳し い。このため、当行は営業パフォーマンスと効率を大幅に改善する必要 がある」と説明した。「変化する顧客のニーズに対応した戦略変更だけ では不十分だ。同時に競争力を確保する必要がある」と続けた。

ドイツ銀は上級経営陣向けボーナス支払いの繰り延べ期間を延長す ることや報酬見直しのため外部委員会を設置する計画も発表した。5月 末に退任したヨゼフ・アッカーマン氏の後を引き継いだジェイン、フィ ッチェン両CEOはこの日、新体制下の戦略を明らかにした。

ドイツ銀の税引き後ROEは今年1-6月(上期)に7.4%と、11 年の8.2%から低下した。金融危機や規制強化の前の06年には20.4%に 達していた。

利益率の低下傾向を反転させるため、ドイツ銀は7月に最大1900人 を削減する計画を発表した。主にドイツ国外で実施し、1500人は投資銀 行と後方支援部門で削減する。

ドイツ銀は銀行新規制バーゼル3の下での狭義の中核的自己資本 (コアTier1)比率を13年3月末までに少なくとも8%とし、15年 3月末までには10%超とする方針。レバレッジ解消を加速させるため、 高リスク資産1250億ユーロ相当を保持する「非中核事業部門」を創設す る計画だ。

原題:Deutsche Bank Aiming for Return on Equity of 12% by 2015 (1)(抜粋)

--取材協力:Elena Logutenkova.

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