欧州債:フランスとベルギー債上昇-独憲法裁判断と蘭選挙控え

11日の欧州債市場では、フランスと ベルギーの国債相場が上昇。恒久的救済基金である欧州安定化メカニズ ム(ESM)の合憲性をめぐるドイツ連邦憲法裁判所の判断を翌日に控 え、比較的安全な資産を求める動きからいわゆる準中核国の債券が高く なった。

フランス10年債利回りは1週間ぶり低水準に下がった。スペインの ラホイ首相が、同国が支援を受ける条件として財政赤字縮小についての 指示を欧州当局から受けることに反対姿勢を示したことが手掛かり。12 日に総選挙を控えたオランダの国債は上昇。同国政府はこの日、10年債 入札で20億ユーロ相当を発行した。スイスが実施した3カ月物証券入札 では、落札利回りがマイナスとなった。

インベステック銀行(ロンドン)のアナリスト、ブライアン・バリ ー氏は「相場の方向性を変える可能性があるイベントが幾つか待ってい る」と指摘。「どういう展開になるのかもう少し手掛かりがつかめるま で、安全な資産を持っていれば結構安心な状況が続くだろう」と付け加 えた。

ロンドン時間午後4時48分現在、フランス10年債利回りは前日比8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.17%。一時は9月 3日以来の低水準となる2.16%まで下げた。同国債(表面利率 3%、2022年4月償還)価格は0.70上げて107.12。

ベルギー10年債利回りは10bp低下の2.58%。オランダ10年債利回 りは3bp下がって1.86%。

フランス国債は米ムーディーズ・インベスターズ・サービスの格付 けで最上級となっている。ベルギーは上から4番目。投資不適格(ジャ ンク級)を1段階上回るスペインの2年債利回りはこの日、4bp上昇 して2.92%。一時は3.04%を付けた。

英国債

英国債市場では10年債相場が前日比でほぼ変わらず。英公債管理局 (DMO)はこの日の入札で、2034年償還のインフレ連動債12億5000万 ポンド相当を利回り0.126%で発行した。13日の入札では10年債35億ポ ンド相当を発行する。

英10年債利回りは前日比1bp未満上げて1.74%。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格は0.045下げ100.115。

原題:French, Belgian Bonds Rise Before German Court’s Aid-Fund Ruling(抜粋) 原題:Pound Strengthens to 4-Month High After Trade Deficit Shrinks(抜粋)

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