【テクニカル分析】債券先物、「雲」上抜けで9年ぶり高値も-一目均衡

みずほインベスターズ証券の井上 明彦チーフストラテジストは、債券先物相場について、日足の一目均 衡表で「雲」の上限を上抜けると、9年ぶり高値を試す展開になると の見方を示した。

先物中心限月は、7月23日に144円64銭まで上昇し、2003年6 月以来の高値を記録した。その後は下落に転じて、8月16日に143 円27銭までいったん下げたが、足元では水準を切り上げ、9月3日に は144円19銭まで戻した。11日終値は143円94銭。

井上氏は、債券先物について、「一目均衡表で雲の上限(144円19 銭)に上値が抑えられ、足元はもみ合い推移となっている。しかし、 それを抜ければ、月末にかけて、一段高となる可能性がある」と指摘。 7月に付けた9年ぶり高値(144円64銭)が次の上値めどになるとの 見方を示した。

一目均衡表では、転換線(144円01銭)が基準線(143円83銭) を下から上へ抜けており、相場の上昇転換を示唆している。

また、井上氏は「8月16日以降は、雲の下限に沿って相場が上昇 し、『雲のねじれ』を形成している」とも指摘した。「雲のねじれ」は、 2本の先行スパンが交差し、雲が狭くなるため、抵抗帯として弱くな り、相場の転換点となりやすい。

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