中国の米国債保有、国家安全保障上の脅威ではない-国防総省

米国債を1兆ドル(約78兆円)余り 保有する中国が「突然、多額の」資金を引き揚げる可能性は、米国の国 家安全保障上の脅威ではない-。米国防総省がこうした分析結果を議会 への報告書で示した。同省が中国の米国債保有に伴う安全保障リスクの 評価を行ったのは初めて。

ブルームバーグが入手した7月20日付の同報告書は、投資の規模を 考慮すると、「中国が巨額の外貨の投資先を米国債から移すとしても、 魅力的な選択肢はほとんどない」と指摘した。

米国債保有高では中国は米連邦準備制度に次ぐ2位。今年の選挙活 動で共和党は、米国の脆弱(ぜいじゃく)さを示す例として中国の米国 債保有を挙げている。

8月15日に米財務省が公表したデータによると、中国の6月時点の 米国債保有は1兆1640億ドル。米経済が停滞し、欧州ソブリン債危機が 深刻化する中、中国は今年、米国債を買い増した。

原題:China’s U.S. Debt Holdings Aren’t Security Threat, Pentagon Says(抜粋)

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