【個別銘柄】鉄鋼値下がり首位、牧野フや学情急落、スタートT堅調

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)が前日比3%安の161円、住友金属工 業(5405)が3.3%安の118円など軒並み安。鉄鋼指数は東証1部業種別 下落率1位となった。ゴールドマン・サックス証券では、中国出張報告 リポートで、現地コモディティ企業は弱気一色であり、中国政府による 刺激策も効果は限定的とみて期待薄だと強調。日本の鉄鋼各社にとって も輸出環境の厳しさは続くとしている。

牧野フライス製作所(6135):5.2%安の364円。JPモルガン証券 では、大手携帯電話会社向けの受注拡大で上期の業績懸念は後退した が、中長期的な観点での投資タイミングはまだ先だと指摘。投資判断 「中立」を継続した。

アイシン精機(7259):3.2%安の2453円。ドイツ証券では、成長 をけん引してきた自動変速機は世界的な自動車販売減速の影響を受ける ことが予想されるとして、業績予想を下方修正。投資判断を「買い」か ら「ホールド」、目標株価を3600円から2700円へそれぞれ引き下げた。

不動産:三井不動産(8801)が1.4%安の1506円、東急不動産 (8815)が2%安の385円など。野村証券では、消費税引き上げ法案可 決後の住宅市場について、駆け込み需要はまだ不発なほか、住宅取得減 税政策の行方次第では、買い控えが9月以降に発生する不透明感も生じ ているとした。

住友不動産(8830):2.7%安の1961円。モルガン・スタンレー MUFG証券では投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエ ート」へ引き下げた。同社はオフィス回復局面で人気化しやすいもの の、年初からの最優秀パフォーマーで達成感も出てきたとし、セクター 全体での目標株価への相対的な上値余地を勘案したとしている。

学情(2301):6.5%安の275円。11年11月-12年7月営業利益は前 年同期比67%減の2100万円と落ち込んだ。12年10月期計画(前期比59% 増の1億7800万円)に対する第3四半期までの進捗率が12%にとどまっ たことから、通期業績達成に対する不透明感が強まった。

スタートトゥデイ(3092):2.3%高の1157円。クレディ・スイス 証券では、同社が「H&M」の限定商品を発売すると発表したことにつ いて、1日限定の企画とはいえ、ボリュームゾーンの世界ブランドから 「力試しの機会」を得たことは看過できない好材料だと指摘。成果を挙 げれば成長ステージは切り上がるとの見方を示した。

パナソニック(6752):1.7%安の534円。米ムーディーズは10日、 同社の長期格付けを「A2」から「Baa1」へ2段階下げたと発表し た。Baa1は投資適格で下から3番目にあたり、同社として過去最低 を更新した。引き下げは収益の低迷が主因。見通しは「安定的」。

松田産業(7456):1.8%高の1166円。発行済み株式総数の0.29% に当たる8万株、金額で1億円を上限に自社株買いを行うと10日に発 表。取得期間は11日から11月9日まで。需給の改善が期待された。

日東工業(6651):5.1%安の1259円。きのうの午後の取引時間中 に13年3月期利益見通しの増額修正や配当予想の引き上げを発表。た だ、大和証券では基地局向け大口需要は4-9月でいったん終了の予定 で利益モメンタムは今後鈍化する見込みである上、新会社計画ベースで 株価に特段の割安感はみられないと指摘した。

日本通運(9062):2%安の294円。ゴールドマン・サックス証券 は、投資判断を「中立」から「売り」へ引き下げた。株価に会社計画 (今期営業利益予想は前期比12%増の420億円)は織り込まれたと判断 し、今後のカバレッジ相対での株価上昇余地は小さいとした。

セイコーエプソン(6724):1%高の500円。16年3月期末までに 実質無借金を目指す、と11日付の日本経済新聞朝刊が報道。連結有利子 負債を1500億円程度まで削減する一方、手元資金を1500億円程度まで積 み増すという。財務を改善し、欧州景気の減速や円高など今後の経営環 境の悪化に備えるとしている。

コメ兵(2780):3.4%安の479円。8月度の月次売上高を10日の取 引終了後に公表、全社ベースで前年同月比30.7%減の19億1300万円だっ た。4-6月(第1四半期)は前年同期比12.7%増となっていたが、7 月も3.5%減で2カ月連続の前年水準割れとなった。

テンポスバスターズ(2751):9.2%安の10万6300円。個人相談会 開催、売り場陳列の平準化を行うモデル店舗化など、店舗販売事業の強 化過程で販売・一般管理費がかさみ、5-7月期(第1四半期)の連結 営業利益は前年同期比6.4%減の2億7700万円だった、と10日に発 表。13年4月通期計画の13億円に対する進ちょく率は21%。

ミサワ(3169):5.4%高の1232円。2-7月連結経常利益は前年 同期比34%増の3億円程度になったようだ、と11日付の日本経済新聞朝 刊が伝えた。「unico」ブランドの家具のオンライン販売が好調だ ったほか、役員の保険解約に伴う払戻金も押し上げ要因になり、微増を 見込んでいた従来予想(2億2600万円)を上回るとしている。

山王(3441):100円(17%)安の480円と、値幅制限いっぱいのス トップ安。IT機器やカーエレクトロニクス部品向けでの価格競争の激 化や為替リスクなどを踏まえ、13年7月期の営業利益見通しを前期 比72%減の8400万円と計画。業績失望による売りが膨らんだ。

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