米国の大豆在庫、40年ぶり低水準に減少か-干ばつで生産減

米国の大豆生産高が9年ぶりの低水 準に落ち込み、在庫が40年ぶりの低水準に減少するとの見方が高まって いる。

ブルームバーグがアナリスト34人を対象に実施した調査の平均で は、中西部が過去76年で最悪の干ばつに見舞われたため、米国の大豆生 産高は前年を13%下回ると予想されている。INTL・FCストーンの 推計では、在庫は来年3月までに1973年以来の低水準に落ち込む見通 し。同社は2011年に現物商品750億ドル相当の取引を手掛けた。米ゴー ルドマン・サックス・グループは、大豆先物相場が3カ月以内に16%上 昇し過去最高値の1ブッシェル当たり20ドルに達するとみている。

米国や南米、ロシアの農地が干ばつに見舞われたため、穀物価格は 今年、過去最高値に高騰している。食肉加工で米最大手、タイソン・フ ーズなどが利用する飼料の価格が上昇しており、国連の3機関は4日、 食料危機を回避するためには迅速な行動が必要と指摘した。

FCストーンのバイスプレジデント、ダグ・ジャクソン氏(アイオ ワ州在勤)は来年3月1日時点で「米国の輸出向け大豆はなくなってい るだろう」と予想。「供給面は前例にない状態になっている。南米の輸 出能力が理論的な最大値に達しない可能性があり、世界の実需業者は需 要が満たせなくなるかもしれない」と述べた。同氏は1974年から穀物業 界のアナリストとして勤務している。

原題:Soy Reserves Smallest in Four Decades After Drought: Commodities(抜粋)

--取材協力:Rudy Ruitenberg.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE