政府:尖閣諸島購入で予備費20.5億円支出、登記手続き進める

政府は11日の閣議で、尖閣諸島の魚 釣島など3島の購入費として今年度予算の予備費から20億5000万円を支 出することを決めた。藤村修官房長官が閣議後会見で明らかにした。

政府が購入したのは私有地となっている魚釣島、南小島、北小島の 3島。2002年度より政府が地権者と賃借契約を結んでいた。予備費支出 に先立ち、政府は10日の関係閣僚会合で、これら3島の所有権を「可及 的速やかに」取得することを確認。藤村氏は午後の会見で、地権者との 購入契約について、現在、登記などの手続きが続いていると述べた。

日中関係について藤村氏は閣議後会見で「尖閣諸島をめぐる事態が 日中関係の大局に影響及ぼすことはまったく望んでおらず、中国側との 間では誤解や不測の事態を回避することが重要との観点から外交当局間 で緊密な意思疎通を行ってきた」と語った。

午後の会見で同氏は、中国海洋監視当局の船舶2隻が尖閣諸島周辺 海域に入ったとの中国国営の新華社通信の報道について問われたが、海 上保安庁は現時点で、現場海域で中国船を確認していないことを明らか にした。また、中国での反日デモについては報道は承知している、と述 べるにとどめた。

--取材協力:. Editors: 杉本 等, 小坂紀彦

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