アスムセンECB理事:確実な効果狙いで国債購入に上限設けず

欧州中央銀行(ECB)のアスムセ ン理事は、同中銀の新たな国債購入プログラムについて、政策委員会が 上限を設定しなかったのはその効果を確実にするためだと説明した。

アスムセン理事は9日、ドイツの放送局ZDFとのインタビュー で、「目標や量をあらかじめ設定しないことが重要だ。市場はいかなる 目標をも試そうとするからだ」と語った。「目標を達成するのに必要な だけの資金を投じると宣言することで、通貨統合は不可逆でありユーロ の存続を疑う賭けは無駄だということを市場に知らしめたい」と解説し た。

ドラギECB総裁は先週、無制限の債券購入計画を発表した。 ECBの購入は、対象国が欧州の救済基金に購入を要請し条件を受け入 れることが前提になる。アスムセン理事は「確かに、この行動にリスク がないわけではない。しかし、行動しないことにも大きなリスクがあ る」と論じた。「しかし、われわれが仕事をするだけでは十分でない。 政府も彼らの宿題をしなければならない」と付け加えた。

ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁はドラギ総裁の発表から時間を置 かず、計画への反対を表明。購入は金融政策による政府財政ファイナン スと同義だと批判した。アスムセン理事は「新プログラムは旧来のもの よりはましだ」として、「購入には厳しい経済的条件が課され、対象国 が条件を満たさなければECBは購入を終了させる。私はこれがプログ ラムに同意するための前提条件だと考えた」と語った。

原題:Asmussen Says ECB Didn’t Set Bond-Plan Limits for Effectiveness(抜粋)

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