FRB議長オープンエンドQEに高まる期待-毎月500億ドルか

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は先月、非伝統的な金融政策を擁護する発言を行った が、勢いが弱まる米国の景気と雇用市場の回復を促す手段を求めるとす れば、その手元に新たなツールが存在する。オープンエンド(無制限) の債券購入がそれだ。

今週の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後、インフレ率を2% 水準に抑制しつつ失業率を押し下げる手段として、毎月500億ドル(約 3兆9000億円)相当の債券購入の実施が発表されると英銀バークレイズ は予想している。8月の雇用統計で就業者数の伸びが鈍化する状況を受 けて、ゴールドマン・サックス・グループとBNPパリバもFOMCの 2日間の会合が終了する13日にオープンエンドの債券購入プランが公表 されると期待する。

FRBはこれまで債券購入の総額と終了時期を事前に明示してきた が、こうした慣行は金融面の刺激がある時点で突然打ち切られる結果を もたらし、FRBは目標を達成できずにプログラムを再開せざるを得な くなった。バークレイズの米国担当シニアエコノミスト、マイケル・ゲ ーペン氏(ニューヨーク在勤)によれば、これと対照的にオープンエン ドのプログラムは、景気の持続的な改善に購入を連動させることになり そうだ。同氏はFRBの金融問題を扱う部門で勤務した経験がある。

ゲーペン氏は「FRB議長としては2%の成長も8%の失業率も格 好悪く、成長を一段と加速させる必要がある。そのため、よし、アクセ ルを踏もうという決定になる」と指摘する。

米地区連銀総裁では、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁と ボストン連銀のローゼングレン総裁、シカゴ連銀のエバンス総裁の3人 が、オープンエンドのアプローチに支持を表明している。セントルイス 連銀のブラード総裁はこの戦略を支持するものの、行動を起こす前に経 済指標をさらに見極めたいとしている。

原題:Bernanke Options to Stimulate Growth Include Open-Ended QE Plan(抜粋)

--取材協力:Jeff Kearns.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE