ブラジルのヴァーレ、鉄鉱石価格の下落で投資抑制

世界最大の鉄鉱石生産会社、ブラジ ルのヴァーレは中国の需要低迷を受けた鉄鉱石価格の下落に伴い、投資 額を3年ぶりの低水準に縮小する方針だ。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト6人の予想平均に よると、ヴァーレは2013年について168億ドル(約1兆3100億円)の予 算を承認する見通しだ。これは今年の214億ドルを22%下回る水準。ブ ルームバーグのデータによると、13年の調整後利益に関するアナリスト 予想は過去4週間に19%下方修正されている。

鉄鉱石価格が3年ぶりの安値近くにある状況にあって、ムリロ・フ ェレイラ最高経営責任者(CEO)は石炭やマンガン、物流関連資産を 売却する方針で、プロジェクト停止も検討している。ジェラサン・フト ゥーロ・コレトラで資産運用に携わるラファエル・ウェバー氏による と、ヴァーレは経費抑制で中国需要縮小に対応する必要がある。

ウェバー氏はブラジルのポルトアレグレから電話で、「商品価格が 低迷しているときに削減しなければ投資家に不透明なメッセージを送る ことになる」とした上で、「ヴァーレが多くの資源を動員した一部のプ ロジェクトはリターンを生んでいない」と指摘した。

原題:Vale Seen Cutting Budget as Iron Ore Collapses: Corporate Brazil(抜粋)

--取材協力:Soraya Permatasari.

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