米ゼロ金利あと3年は続く、市場が示唆-追加緩和予想99%でも

短期金融市場のトレーダーは、わず か半年前には米連邦準備制度理事会(FRB)が2013年末までに政策金 利を引き上げると予想していた。しかし景気見通しが悪化する中で、あ と3年程度は現行の過去最低水準で据え置くと今では考えている。

翌日物金利と固定金利を交換する金利であるオーバーナイト・イン デックス・スワップ(OIS)はフェデラルファンド(FF)金利が15 年半ばまで上昇しないことを示唆している。また、国債のボラティリテ ィ指標が62%低下したことで、政策金利がゼロ近くに据え置かれる期間 が長期化する見通しが示されている。

米国の2年国債と5年国債の利回り格差(スプレッド)は現在、08 年以降の平均を50%余り下回る水準。同スプレッドは、政策金利の抑制 された状態が続くとの見方が増えると縮小する。

世界的な金融危機の引き金となったリーマン・ブラザーズ・ホール ディングス破綻から4年経っても、鈍い経済成長と低インフレという投 資家の見通しは変わっていない。8月の米失業率は、43カ月連続で8% を上回った。

HSBCホールディングス証券部門の米金利ストラテジスト、ラリ ー・ダイヤー氏(ニューヨーク在勤)は6日のインタビューで、「問題 は予想以上に大きくなっており、これらの問題の克服にはしばらく時間 がかかるだろう」と指摘。「債券市場は低成長がかなり長期間続くこと をほぼ織り込みつつある」と述べた。同社はプライマリーディーラー (政府証券公認ディラー)21社の一つ。

シティグループによれば、FRBが追加刺激策を講じるとの市場の 予想を示す指標は8月に99%に上昇し、過去最高水準に達した。10年11 月の量的緩和第2弾(QE2)開始前の数カ月は82%に上昇した。

原題:Fed Stuck at Zero Into 2015 Seen in Swaps as QE3 Odds Reach 99%(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE