ドイツ銀、共同CEOが8年ぶりの大規模な事業見直し発表へ

ドイツ銀行の最高経営責任者 (CEO)職をヨゼフ・アッカーマン氏から引き継いで4カ月足らずの アンシュー・ジェイン、ユルゲン・フィッチェン両共同CEOは、同行 にとってこの8年で最大の事業見直しを準備しているもようだ。

ドイツ銀の戦略を11日に発表する両CEOは収入低迷を背景に、株 主に頼らない資本増強や銀行間融資調査への対応、30億ユーロ(約3000 億円)の経費削減について説明する見通しだ。

資本規制の厳格化で一部事業の採算が悪化し、欧州の債務危機が長 引いていることに伴い、UBSや野村ホールディングスなどがすでに事 業改革を発表。両CEOは、法的調査に加え、銀行救済や収益減少で信 頼を喪失しつつある報酬制度など複雑な問題を抱えている。

メディオバンカのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏(ロ ンドン在勤)は「2004年以降で最大の改革になるだろう」とし、「リス クは多く、多岐にわたっている」と述べた。

フィッチェン共同CEOはフランクフルトで先週開かれた会議で、 債務危機が顧客の活動を抑制し、競争が激化する状況にあって、利益率 への圧力や資本基準引き上げが欧州の銀行にとって「ニューノーマル (新たな標準)」になったと発言した。

アッカーマン氏のCEO在職中にドイツ銀が25%の株主資本利益率 (ROE)を目標にしていたことについて、フィッチェン共同CEOは 「銀行業界の専門家は14-15%が現実的だと考えている」と述べ、距離 を置いている。アッカーマン氏は2月にこの目標を取り下げた。

アッカーマン氏は04年に発表した事業再編で、経営陣を刷新したほ か、収益性目標を発表している。

原題:Deutsche Bank CEOs Tackle Ackermann Legacy in Strategy Overhaul(抜粋)

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