今日の国内市況(9月10日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIXが3日続伸、市況高受け資源関連株上昇-米緩和観測支え

東京株式相場は、TOPIXが小幅に3日続伸。米国の追加金融緩 和観測で原油など国際商品市況が上昇したことを受け、石油や商社、非 鉄金属など資源関連株が高い。金融、情報・通信など内需関連株の一部 も堅調だった。一方、米インテルの業績下方修正の影響で、東京エレク トロンやニコンなど半導体関連株は安く、株価指数の重しとなった。

TOPIXの終値は前週末比2.17ポイント(0.3%)高の737.34。 一方、日経平均株価は2円28銭(0.03%)安の8869円37銭。

りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一 チーフ・ストラテ ジストは、今週も米連邦公開市場委員会(FOMC)など注目イベン トを多く控え、「様子見気分が強い」と指摘。欧米の政策期待はあるが 、それは「これまで何度も繰り返してきたように目先の景気悪化を止 めるための時間稼ぎに過ぎない。多くの投資家はへきえきしており、 無気力相場につながっている」と話していた。

●債券は反発、雇用鈍化受けた米債高で買い優勢-先物は限月交代

債券相場は反発。8月の米国雇用者数の伸びの鈍化を受け、前週末 の米債相場が上昇した流れを引き継いで買いが優勢となった。先物市場 では中心限月が12月物に移行した。

BNPパリバ証券の藤木智久グローバルマーケットストラテジスト は「追加緩和を織り込んで、先週末の米国債相場が上昇したことを受け て買いが優勢だった。最近の米経済指標は強かったため、米国債が売ら れるリスクが懸念されていたが、そうならなかったので、安心感が出て いる」と話した。

東京先物市場では、9月物はこの日が最終売買日となり、中心限月 は期先限月の12月物に移行。12月物は前週末比16銭高の143円89銭で始 まった後、いったん11銭高の143円84銭に伸び悩んだ。その後は再び買 いが優勢となり、一時は143円93銭まで上昇。結局は19銭高の143円92銭 で引けた。

●ユーロ5月来の高値付近から反落、ギリシャ首相がトロイカ団と会議

東京外国為替市場では、ユーロは対ドルで5月以来の高値付近から 反落した。国際支援を受け取る条件である歳出削減に関して、連立パー トナーの同意を取り付けることができなかったギリシャのサマラス首相 とトロイカ代表団の会談を控え、ユーロ売りが優勢となった。

週明けの東京市場でユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.28ドル台で始 まったが、徐々にユーロ売り・ドル買い圧力が優勢となり、午後に は1.2776ドルまで値を切り下げた。午後4時30分現在は1.2797ドルで推 移している。前週末には1.26ドル前半から一時1.2817ドルと5月22日以 来の水準までユーロ高・ドル安が進行した。

ユーロ・円 相場は先週末に一時1ユーロ=100円43銭と約2カ月ぶ りの水準までユーロ高・円安が進んだが、その後はユーロが伸び悩む展 開となっており、週明けの取引では99円97銭までユーロが軟化する場面 も見られた。

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