シャープ:再生計画案に鴻海の出資がないケースも想定-大西専務

シャープは、金融機関への提出を目 指す再生計画案に、資本提携の契約見直しで協議中の台湾・鴻海精密工 業から出資を得られなかったケースも含まれていることを明らかにし た。シャープの大西徹夫専務が7日午後、大阪市内で記者団に語った。

大西氏は、このケースについて「具体的な想定ではなくコンティン ジェンシー(危機対応が必要な状況)プランである」と述べ、さまざま な状況を想定する複数の案の中に鴻海の出資が得られない場合も含まれ ていることを認めた。再生計画は月内にも提出できるよう準備を進めて いるという。

ロイター通信は7日午後、シャープが銀行から融資を受けるために 策定している再建計画に、鴻海精密工業からの出資がないことを想定し た計画も準備していると先に報じていた。主力銀行はシンジケートロー ン(協調融資)で来年3月末よりやや先までの資金として3000億円程度 の融資を準備するという。

大西専務は、既にシャープ側が立案した黒字化計画を提出するな ど、金融機関と議論を継続していることを強調した。また同氏は、シャ ープの奥田隆司社長と鴻海精密工業の郭台銘最高経営責任者(CEO) とのトップ会談日程については、未定と述べた。

シャープは今週、本社や亀山工場など、保有しているほぼ全ての国 内不動産やパイオニア株、ネオス株といった有価証券をメーンバンク向 けの担保に設定したことを明らかにしている。

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