オリックス:ブラジルに投資子会社、運用会社など買収へ

オリックスは、南米で金融機関を買 収する戦略拠点としてブラジルに投資子会社を新たに設立した。過半を 出資して、株式配当や連結利益を吸収していく計画だ。投資額は1件当 たり100億-500億円規模とする方針で、すでに現地の投資銀行や資産運 用会社を買収する案も浮上している。

ブラジル子会社は9月から業務を開始した。北米にある現地法人が 管轄する。債務危機で欧州金融機関などが手放す現地子会社などを買収 候補とする。北米で進めている買収戦略を経済拡大が続く南米にも広げ て、グループの利益成長につなげていく狙いだ。オリックス広報部の似 内隆晃部長が子会社設立の事実や投資方針を確認した。

海外事業はオリックスの収益全体の22%を占める主力部門。アジア や中東ではリース事業を展開する一方、米州では投資利益を求める戦略 を取っている。2006年以降は米で独立系投資銀行のフーリハン・ローキ ーやファンド運営会社のマリナー・インベストメント・グループを相次 いで買収した。リース事業も含め26カ国・地域に展開している。

オリックスでは今期以降、海外投資を積極化する方針で、井上亮社 長が4月に今後2、3年内に国内外で2000億-3000億円の投資を目指す 考えを明らかにしている。邦銀などによる南米の金融機関買収では、み ずほフィナンシャルグループが今年6月に独銀ウェストエルビーのブラ ジル子会社(銀行)の買収を発表している。

ブラジルは14年のサッカーワールドカップ、16年の夏季オリンピッ クと世界的イベントの開催を控えてインフラ事業を中心に景気拡大が見 込まれている。同社は現在3人のスタッフを増員して買収機会に備える 方針だ。オリックスは70年代から00年までブラデスコ銀行傘下のリース 会社に出資していた。

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