英国債:10年債続落-ECBの国債購入計画で逃避需要が後退

6日の英国債市場では10年債が続 落。欧州中央銀行(ECB)が債務危機収束に向けた国債購入計画の詳 細を発表したことを受け、比較的安全とされる英国債の需要が後退し た。

10年債利回りは2週間ぶり高水準を付けた。イングランド銀行(英 中央銀行)はこの日、資産買い取りプログラムの規模を維持し、政策金 利を過去最低に据え置くことを決めた。ECBのドラギ総裁は政策発表 後の記者会見で、ユーロ圏内の借り入れコストを抑制し、通貨同盟崩壊 の観測と闘うため、政策委員会が無制限の国債購入プログラムに合意し たことを明らかにした。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダの債券ストラテジスト、サム・ヒ ル氏は英国債下落の理由について、「われわれが予想し得る段階までの 対策をドラギ総裁が打ち出し、リスクに対する意欲が総じて強まった」 と指摘した。

ロンドン時間午後4時21分現在、英10年債利回りは前日比6ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.71%。一時は1.72%と、 先月20日以来の高水準を付けた。同国債(表面利率1.75%、2022年9月 償還)価格はこの日、0.585下げ100.39となった。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)が まとめた指数によると、英国債の年初から前日までのリターンはプラス 4%。これに対しドイツ国債は3.3%、米国債は2.5%だった。

原題:Gilts Fall as ECB Bond-Buying Plan Damps Demand for Safer Assets (抜粋)

--取材協力:Mark McCord.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE