女性富豪、豪コスト高を非難-「アフリカ人の日給2ドル」

アジアで最も多くの資産を保有する 女性、ジーナ・ラインハート氏は、コスト増により鉱山各社はオースト ラリアでの鉄鉱石事業を断念することになるかもしれないとの見方を示 した。同氏の資産評価額は推計193億ドル(約1兆5100億円)。

ラインハート氏はシドニー鉱業クラブのウェブサイトに掲載された ビデオプレゼンテーションで「豪州で輸出志向型事業を展開する場合、 コストが高過ぎ競争力がなくなっている事実については議論の余地がな い。投資するにはコストとリスクが高い国になりつつある」と指摘し た。

ラインハート氏(58)は炭素税や石炭・鉄鉱石事業の利益への課税 を批判し、ギラード政権と対立する姿勢を示している。鉱山大手の BHPビリトンとフォーテスキュー・メタルズ・グループがプロジェク トを延期するなど豪州では資源ブームがピークに達した兆しが出てい る。豪州向け投資が創成期にある西アフリカの鉱山業界に振り向けられ るリスクがあると同氏は語る。

「従来通りのビジネスは立ち行かなくなるだろう。アフリカ人は働 くことを望んでいる。日給2ドル未満でも意欲を持って働く」と指摘。 同氏はウエスタンオーストラリア州で保有するロイヒル鉱山プロジェク トでの外国人労働者1700人以上の雇用について、5月に政府の認可を取 得し、労働組合から批判の声が上がった。

百万長者

ラインハート氏は数日前にオーストラリアン・リソーシズ・アン ド・インベストメント誌に寄稿した記事で、豪州人の勤務態度について コメントし批判を浴びた。鉱山業界の最低賃金の引き下げと減税が投資 と雇用の促進につながると提言している。

この記事の中で同氏は「百万長者になるための独占権などない。よ り多く資金を持っている人間がねたましいのなら、じっと座って苦情を 言っていてはいけない。飲酒や喫煙、人付き合いの時間を減らし、働く 時間を増やすなど資金を稼ぐために何かをするべきだ」と述べている。

原題:Rinehart Decries Australian Costs With Africans Earning $2 a Day(抜粋)

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