ブラジル:インフレ率、2カ月連続で上昇-緩和終了観測強まる

ブラジルの8月のインフレ率は2カ 月連続で上昇した。同国中央銀行は金融緩和政策から転じ、来年には政 策金利を引き上げるとの観測をさらに後押しする形となった。

8月の拡大消費者物価指数(IPCA)は前月比0.41%上昇。前年 同月比では5.24%の伸びとなり、7月の同5.2%上昇を上回った。ブル ームバーグがまとめたアナリスト33人の予想中央値は5.23%上昇だっ た。

ブラジル政府が減税措置や利下げを通じ、この1年ほど低迷してい る景気のてこ入れを目指す中、インフレ見通しはここ数週間で悪化して いる。金利先物市場の動向は、ブラジル中銀は政策金利を10月に0.25ポ イント引き下げて過去最低水準の7.25%に設定するものの、刺激策によ って景気が上向いてくることで、遅くとも来年4月までには利下げ政策 からの転換を図るとの予想を映している。

キャピタル・エコノミクスの新興市場担当チーフエコノミスト、ニ ール・シアリング氏は電話取材に対し、「現在は金融緩和サイクルの終 わりにあるようだ」と指摘した。

5日のブラジル市場では、銀行間預金金利先物(2014年1月限)の 利回りがサンパウロ時間午後2時1分(日本時間6日午前2時1分)現 在、4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し7.8%。通貨 レアルは0.13%高の1ドル=2.0397レアル。

原題:Brazil’s Annual Inflation Quickens for Second Straight Month (3)(抜粋)

--取材協力:Andre Soliani.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE