伊首相:支援要請回避に努力-スペイン首相は条件緩和画策か

イタリアのモンティ首相は、欧州中 央銀行(ECB)の国債買い入れ計画によって、支援要請に付きまとう 悪いイメージが軽減すると指摘した。ただ、同首相はスペインのラホイ 首相と同じく、ECBの救済プログラム活用には難色を示した。

モンティ首相は6日ローマで会見し、「『支援』という文言の劇的 な要素が軽減した」とした上で、「現在、欧州連合(EU)には幾つか の手段があるが、借り入れコストの不合理な増加に対処するため、慎重 に条件を課し、全員の利益となるよう活用する必要がある」と指摘し た。

同首相はその上で、支援要請の回避に努めていると発言。ECB計 画の詳細についてコメントするのは時期尚早としたラホイ首相に同意す ると述べた。ラホイ首相はマドリードで、同計画を検討するのに時間を 要するとして、救済要請を行うかどうかの明言を避けた。同首相は1カ 月余り前に、支援を要請する可能性があると表明していた。

ドラギECB総裁は、厳しい条件を伴う欧州救済基金への支援要請 が国債購入の前提条件になると述べ、主導権を再び欧州各国に譲り渡し た。ラホイ首相は、支援の条件とされる財政緊縮策の緩和を目指し時間 稼ぎをしている可能性がある。

ユーラシア・グループの政治アナリスト、アントニオ・バローゾ氏 (ロンドン在勤)は電話インタビューで、「ラホイ首相は、引き続き可 能な限り条件を制限しようとしている」と分析。「この半年間の行動を 見ると、ラホイ首相はさほど積極的ではなかったので、それがいま変わ る訳がないと考えられる」と説明した。

原題:Monti Says ECB Plan Reduces Stigma as Rajoy Stalls on Aid (抜粋)

--取材協力:Andrew Frye、Lorenzo Totaro、Stephanie Bodoni.

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