英中銀からシティーに転職、経済分析責任者では過去1年で2

イングランド銀行(英中央銀行)で 政策当局者向けに英国データの分析を率いてきたロバート・ウッド氏が 辞任した。ロンドンの金融街が同中銀の英経済分析責任者を獲得する例 としては、ウッド氏がここ1年以内で2人目となる。

ウッド氏はロンドンのベレンバーグ・バンクに入社する。情報が非 公開であることを理由に、事情に詳しい関係者2人が匿名で明らかにし た。英中銀内では「英国チーム・ヘッド」として知られる同役職に就い ていたエコノミストが、それを踏み台にロンドン金融街に転職するケー スが相次いでいる。

イングランド銀行ではスタッフの昇給凍結が今年で2年目となって おり、より高額の報酬が得られる金融街に就職する魅力が増している。 同中銀のキング総裁は今年の年次報告で、職員の忍耐強さに感謝の意を 表明した上で、金融政策分析へのリスクとして人材の採用および確保の 難しさを指摘していた。

アビバ・インベスターズの投資戦略責任者で、イングランド銀に勤 めた経歴を持つジャミク・ダール氏は「良い人材が他に引き抜かれる危 険性は常に存在する」とし、「この役職に就いていれば、金融街のエコ ノミストになる技能が身につくため、人材が金融街に流れるという伝統 がある」と述べた。

ウッド氏およびベレンバーグ・バンクの広報担当者からコメントは 得られていない。イングランド銀の広報はこの日、ウッド氏の辞任を確 認し、ベネチア・ベル氏が後任に就任すると明らかにした。

原題:BOE Struck by Lure of Banks as Second Economics Manager Quits(抜粋)

--取材協力:Gabi Thesing.

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