ユーロ圏:8月の総合景気指数改定値は46.3-予想以上に悪化

ユーロ圏のサービス業と製造業を総 合した8月の経済活動は、当初の見込み以上に悪化した。域内経済がリ セッション(景気後退)入りした兆候が増えた。

マークイット・エコノミクスが5日発表した8月のユーロ圏総合景 気指数(改定値)は46.3と、7月の46.5を下回った。8月23日発表の速 報値は46.6だった。同指数は50を下回ると活動縮小を示す。

ユーロ圏経済は3年ぶりにリセッション(景気後退)入りしたもよ うだ。財政赤字圧縮に向けた各国政府の歳出削減で消費者信頼感は損な われ、輸出需要が抑制されている。域内の8月の景況感は事前予想以上 に落ち込み、ドイツでは失業者数が増加。この状況下で、欧州中央銀行 (ECB)は6日に金融政策を決定する。

IHSグローバル・インサイトの欧州チーフエコノミスト、ハワー ド・アーチャー氏は「ユーロ圏の域内総生産(GDP)が7-9月(第 3四半期)に一段の縮小に向かっている」ことを経済指標が示唆してい ると指摘。「進行中の深刻なユーロ圏ソブリン債危機は、既に脆弱(ぜ いじゃく)な企業と消費者の信頼感を圧迫し、見通しに対する不透明感 を高めて問題を増幅させている」と発言した。

ユーロはドルに対して軟調。ブリュッセル時間午前10時5分(日本 時間午後5時5分)現在は前日比0.3%安の1ユーロ=1.2523ドル。た だ、過去3カ月では1.1%上昇し、年初来下落率は3.1%となっている。

総合景気指数を構成するサービス業景気指数改定値は47.2と、7月 の47.9から低下。先に発表された8月の製造業景気指数改定値は45.1 と、前月の44.0を上回った。

原題:Euro-Area Manufacturing, Services Contract More Than Estimated(抜粋)

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