異常気象による食料価格の上昇幅、拡大か-オックスファム

気候変動に関連した異常気象で将来 の食料価格の上昇幅が拡大する可能性があるとの報告書を慈善団体のオ ックスファム・インターナショナルが発表した。

オックスファムは報告書の中で、これまでの調査の大半は長期的な 気温や降雨の変化が農業にどのような影響を与えるかに重点を置いてお り、異常気象を無視してきたため、気候変動の食料価格に与える影響が 過小評価されてきた可能性があるとの見方を示した。

オックスファムは「単年の異常気象は20年間の上昇幅に匹敵する価 格高騰をもたらす可能性がある」と指摘した。同調査は英開発研究所の ダーク・ウィレンボッケル氏が行った。

ウィレンボッケル氏はサハラ砂漠以南のアフリカやコメ、トウモロ コシ、小麦の主要産地で2030年に異常気象が輸出価格や国内価格に与え る影響をシミュレーション調査した。

1988年に発生したような干ばつが30年に北米で起きた場合、トウモ ロコシの輸出価格は約140%、世界の小麦価格は約33%それぞれ上昇す ると予想。インドや東南アジアでもコメが不作となり、世界の精白米の 平均輸出価格が25%上昇するとみている。

92年と同様の規模の干ばつが東・西アフリカで起きた場合は消費者 向けトウモロコシ平均価格が50%上昇。90年に発生したような干ばつ、 洪水が南米で起きた場合は世界のトウモロコシ価格が12%上昇すると見 込まれている。

原題:EMBARGOED STORY HEADLINE(抜粋)

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

堀江広美 +81-3-3201-8913 hhorie@bloomberg.net;

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE