スペイン10年債上昇、ECBの無制限購入を期待-英独債は軟調

5日の欧州債市場でスペイン10年債 相場が3日続伸。欧州中央銀行(ECB)が無制限の債券購入を計画し ていると中銀関係者が明らかにしたことを受け、周辺国の国債需要が高 まった。

ドイツ10年債は軟調。国債入札で応札額が目標上限に達しなかっ た。スペイン2年債は下げた。同国は6日、2014年から16年に償還を迎 える最大35億ドル相当の国債入札を実施する。ドラギECB総裁は国債 利回りに上限を設定することは控えると、関係者3人が匿名を条件に明 らかにした。

ジェフリーズ・インターナショナル(ロンドン)のシニア欧州エコ ノミスト、マーチェル・アレクサンドロビッチ氏は、「明るい材料で、 債券市場はこれに反応した」とし、「ドラギ総裁が国債購入計画につい ての詳細を全く明らかにしない懸念がややあるが、すくなくともある程 度の方針は示されるだろう。何もないよりましだ」と語った。

ロンドン時間午後4時8分現在、スペイン10年債利回りは前日比15 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の6.42%。同国債(表 面利率5.85%、2022年1月償還)価格は0.99上げ96.015。一方、2年債 利回りは5bp上げ3.12%となった。

ドイツ連邦銀行(中央銀行)の発表によると、10年債入札の応札額 は39億3000万ユーロと、目標上限の50億ユーロを下回った。平均落札利 回りは1.42%で、8月8日に行われた前回入札と同水準。7月11日の入 札では過去最低となる1.31%を記録した。

ドイツ10年債利回りは前日比2bp上昇の1.46%。同債に対する 米10年債の利回り上乗せ幅(スプレッド)は11bpに縮小し、7月26日 以来の最小となった。先月24日は33bpだった。

英国債

英国債相場は下落。前日遅くに発表された経済統計で英サービス業 の経済活動がエコノミスト予想以上に加速したことから、イングランド 銀行(英中央銀行)が6日の政策決定会合で量的緩和の拡大を控える可 能性が高まった。エコノミスト調査でも金融政策の現状維持が見込まれ ている。

英10年債利回りは前日比1bp上昇の1.64%。一時は1.71%まで上 げ、先月21日以来の高水準となった。同国債(表面利率1.75%、2022年 9月償還)価格はこの日、0.115下げ101.02。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によると、イングラン ド銀は資産買い取りプログラムの規模を3750億ポンドで維持すると予想 されている。

原題:Spanish Bonds Gain as ECB Said to Propose Unlimited Bond-Buying(抜粋) Pound Rises to Three-Month High on U.K. Data, ECB Speculation (抜粋)

--取材協力:Anchalee Worrachate.

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