アスムセン理事:ユーロ崩壊、市場が織り込むのは容認しない

欧州中央銀行(ECB)のアスムセ ン理事は4日、共通通貨ユーロの存続への疑念が一部の国の国債利回り に織り込まれているとして、これは容認できないとの考えを示した。

同理事はフランクフルトで講演し、「ソブリン債のリスクプレミア ムは個々の国のデフォルト(債務不履行)リスクばかりでなく為替リス クも織り込んでいるが、これは通貨同盟の中で技術的に存在しないはず のものだ」と語った。「市場はユーロ圏の分裂を相場に織り込んでいる が、通貨同盟としてはそのようなシステムへの懐疑を容認することはで きない」と論じた。

そのような疑念は金融政策に影響するとし、利下げの効果がメンバ ー国のそれぞれに対して異なり、場合によっては全く効果を及ぼさない ことになるからだと説明した。

ECBは新たな国債購入プログラムを準備しており、ドラギ総裁は 6日の政策決定後の会見で詳細を明らかにするとみられている。同総裁 は3日欧州議員らに、ユーロ圏市場の分断化に対処するために年限3年 程度までの国債を購入することには問題がないとの考えを示した

アスムセン理事はまた、ECBが金融政策と、将来に担う超国家の 銀行監督当局の役割を厳密に分離するとし、金融政策については独立性 を維持する必要がある一方、銀行監督については議会からのコントロー ルを受け入れることに反対ではないと語った。8月27日の発言を繰り返 した。

アスムセン理事は、ECBが存続不能な銀行の閉鎖を含めあらゆる 監督手段を駆使できることが必要だとの考えも示し、「その最低限の装 備がなければ、ECBは銀行監督の責任を負えないと考える。評判への リスクが高過ぎるからだ」と語った。

原題:Asmussen Says Unacceptable for Markets to Price in Euro Breakup(抜粋)

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