ユーロ圏:7月生産者インフレ率、2年半ぶり低水準-景気低迷

ユーロ圏では7月の生産者インフレ 率が前月と同じ約2年半ぶり低水準にとどまった。景気低迷が深刻化す る中、コスト上昇分の転嫁が企業にとって困難な状況を示した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が4日発表した7月の ユーロ圏生産者物価指数(PPI)は前年同月比1.8%上昇となった。 伸び率は6月から横ばいで、2010年3月以来の低水準。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミスト22人の調査中央値では1.6%上昇 が見込まれていた。前月比では0.4%上昇した。

各国政府の予算削減で消費者が支出を控え、輸出需要が抑制される 中、欧州企業はコスト削減策を模索している。ユーロ圏の失業率は7月 に過去最悪の11.3%にとどまったほか、景況感は8月に落ち込むなど、 域内経済がリセッション(景気後退)入りした可能性を示す兆候は増え た。

域内最大の経済大国であるドイツの7月の生産者物価は前年同月 比0.9%上昇と、6月の1.6%上昇から鈍化。スペインとイタリアでは伸 びが加速した。

6日に金融政策を決定する欧州中央銀行(ECB)は、最新のイン フレ率予想を同日に明らかにする。ECBは7月の会合で政策金利 を0.75%に引き下げ、過去最低に設定した。

原題:Euro-Area July Producer-Price Inflation Holds at 2 1/2-Year Low(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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