スペイン・イタリア債上昇、ECB購入期待-ポルトガル債堅調

4日の欧州債市場ではスペインとイ タリアの国債が上昇した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州 議員らに財政困難に陥った国の年限3年程度までの債務購入には問題が ないとの考えを示したと、ジャンポール・ゴーゼ欧州議員が明らかにし たことに反応した。

スペイン2年債利回りは5カ月ぶり低水準を付けたほか、イタリア 国債利回りは8営業日連続で低下した。ECBが6日の政策決定会合で 国債購入計画を公表するとの観測が手掛かり。長期債のパフォーマンス は短期債を下回り、スペイン10年債の2年債に対する利回り上乗せ幅 (スプレッド)は過去最大を記録した。ポルトガル2年債利回りは4週 間ぶりの大幅低下となり、2011年3月以来の低水準を付けた。オースト リア政府はこの日、5年債と7年債を発行した。

ダンスケ銀行の債券チーフアナリスト、アラン・フォンメイレン氏 (コペンハーゲン在勤)は「短期債の一段高を見込んでいる。ECBが 3年程度までの国債を購入するとの発言が好感された」と述べた上で、 「この計画に対する根本的な内容が依然としてかなり不透明なため、長 期債利回りが大きく下げるのは難しいだろう」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン2年債利回りは前日比43ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.08%と、4月9日以来 の低水準となった。2年債と10年債のスプレッドは、ブルームバーグ が1993年にデータ集計を開始して以来で最大の356bpに達した。過去 5年の平均は171bp。

イタリア2年債利回りは26bp低下の2.37%。10年債とのスプレッ ドは過去最大の338bpとなった。ポルトガル2年債利回りは一時、84 bp低下し4.67%を付けた。ブルームバーグがまとめたデータによる と、これは先月6日以来の大幅低下で、11年3月9日以降の最低。

ドイツ10年債利回りは1.39%と、前日からほぼ変わらず。8月23日 以来の高水準となる1.43%に達する場面もあった。

英国債

英国債相場は上昇。10年債利回りは前日比2bp低下し1.64%。一 時は1.71%まで上げ、先月20日以来の高水準となる場面もあった。同国 債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日、0.21上 げ101.125。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)が まとめた指数によると、英国債の年初から前日までのリターンはプラス 4%。これに対しドイツ国債は3.8%、米国債は2.7%だった。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によると、イングラド 銀行(英中央銀行)は6日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を過 去最低の0.5%に据え置き、資産買い取りプログラムの規模を3750億ポ ンドで維持すると見込まれている。

原題:Spanish, Italian Notes Jump on ECB Bets; Portugal’s Bonds Rise(抜粋) Pound Rises Second Day Versus Euro After Service Sector Expands (抜粋)

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