今日の国内市況(9月4日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株4日続落、内需・ディフェンシブ安い-欧米日程前で買い控え

東京株式相場は4日続落。欧米で経済統計、金融政策決定会合など 重要日程を前に積極的な買いが手控えられる中、情報・通信や食料品、 陸運といった8月以降の値持ちが良く、海外景気の影響を受けにくい内 需・ディフェンシブ業種が下げた。業績懸念のローソンなど小売株も安 い。

半面、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が債券購入プログラム の準備があることを示唆したことで為替市場が対ユーロを中心に円安方 向に動いたため、電機やゴム製品など輸出関連株、きのうの海外商品市 況高が好感された鉱業や非鉄金属株は上昇。コンテナ船の需給改善期待 を受けた海運株も堅調で、株価指数の下げは小幅だった。

TOPIXの終値は前日比1.94ポイント(0.3%)安の726.69、日 経平均株価は8円38銭(0.1%)安の8775円51銭。

●債券反落、ドラギ発言受けた独債安や超長期に売り-10年入札は順調

債券相場は反落。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を受け てドイツ国債が売られた流れを引き継いで売りが先行した。午後発表 の10年債入札結果を受けて、一時上昇に転じる場面もあったものの、超 長期債などの売りで再び下げた。

クレディ・スイス証券の海老原慎司債券ストラテジストは、「10年 債入札結果発表後に先物などが買い優勢となったが、欧米で注目イベン トを控えているため、積極的な買いには至らなかった。国内景気に減速 懸念はあっても、0.7%台での買いには慎重」と説明した。

東京先物市場で中心限月9月物は3営業日ぶりに反落。前日比3銭 安の144円11銭で始まり、午前は144円10銭付近で推移した。午後零時45 分の10年債入札結果発表後には水準を切り上げ、一時3銭高の144円17 銭まで上昇した。しかし、終了にかけて徐々に値を下げ、結局7銭安 の144円07銭で引けた。

●ユーロが上昇、ECB国債購入再開期待で-ドル・円は78円半ば付近

東京外国為替市場ではユーロが上昇。欧州中央銀行(ECB)によ る国債購入再開への期待を背景に、ユーロ買いが徐々に優勢となった。

ユーロ・円相場は1ユーロ=98円半ばでもみ合っていたが、その 後98円99銭までユーロ高・円安が進み、前週末に付けた8月21日以来の ユーロ高値(99円03銭)に迫った。午後3時10分現在は98円86銭前後

みずほコーポレート銀行国際為替部のマーケット・エコノミスト、 唐鎌大輔氏は、ドラギECB総裁が年限3年程度までの国債購入するこ とに問題はないとの見解を示したと伝わっているが、本当に決定事項と して出てくるのであれば、「ポジティブサプライズになる」と指摘。た だ、「実際にふたを開けてみないと分からない」とし、「上がったとこ ろは戻り売りという感じのスタンスは変わらない」と話した。

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