自然食品、ビタミンや栄養素の含有量は変わらず-米大学調査

自然食品は、食事への付加効果を見 込んで購入するべきではないと、米カリフォルニア州スタンフォード大 学の調査報告が示唆している。効果があるとすれば残留農薬などの含有 量が少ないことだと指摘する。

同大が240件の研究を再調査した結果、自然食品には従来の食品よ り多くのビタミンや栄養素が含まれているわけではないことが明らかに なった。米国の食品売上高のうち自然食品は約270億ドル(約2兆1200 億円)を占める。医学誌「内科学」に掲載された調査結果によると、農 産物では残留農薬、食肉では耐性菌の水準が低いことが分かった。

オーガニック産業協会(バーモント州)によると、米国の自然食品 の売上高は2010年までの12年間に7倍に増加し267億ドルに達した。調 査報告では、心臓病やがんなど健康上の影響は特定されておらず、何ら かの影響がある可能性を示す証拠はほとんど挙げられていない。

調査報告を中心になってまとめたクリスタル・スミススパングラー 氏は電話インタビューで「自然食品がかなり健康に良いという考え方の 根拠となる力強い証拠は見つからなかった」と指摘した。

自然食品は通常、農薬や合成肥料、遺伝子組み換え生物を利用せず に栽培される。家畜の場合は抗生物質が投与されない。調査では、この 方法で生産された食品は痕跡程度の農薬が残留する可能性が30%低くな ることが分かったが、米国ではどのような食品でも危険水準の農薬が残 留することはまれであると指摘している。

オーガニック産業協会のローラ・バッチャ副会長は、調査で明らか になった効用は自然食品の価値を裏付けるものだと述べた。

原題:Organic Food Adds No Vitamins for Extra Cost, Research Finds(抜粋)

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