エルピーダ:「会社更生手続きは適正に進行」-社債保有者に反論

会社更生手続き中のエルピーダメモ リが、米マイクロン・テクノロジーによる買収に社債保有者の一部が反 対していることに関連し、米国の連邦破産裁判所に「更生手続きは適 正」と反論する文書を提出していたことが分かった。文書は8月30日付 で、管財人である坂本幸雄社長と小林信明弁護士名で提出された。

エルピーダ側は、社債保有者側が請求する可能性のある米国での倒 産手続きが認められた場合、「更生手続きを困難にし、債権者への弁済 を不可能にする」ことが予想されるとし、連邦破産裁判所に配慮を求め た。

また、社債保有者側が反対するマイクロンによる買収案について 「選考手続きは東京地裁の監督下で行われた」と正当性を主張。更生手 続きの情報開示が不足しているという批判については、情報開示のため の会合をキャンセルした社債保有者側に原因がある、とした。

社債保有者の広報を担当するアシュトン・コンサルティングの塩加 井匡氏はコメントしなかった。

社債保有者の一部は8月14日、マイクロンによる買収案に反対し独 自の再建案を東京地裁に提出。複数の投資家にスポンサー候補となるよ う打診している。一方、マイクロンのマーク・ダーカン最高経営責任者 (CEO)は電話取材で、同社の買収条件は「厳格な査定を経た最高の 提案であり、エルピーダ株主にとって大変公正だ」と強調していた。

7月の買収合意の際、マイクロンが米金融当局に提出した資料によ れば、マイクロンによる支援は最大2800億円。600億円を出資して完全 子会社化するほか、生産委託などを通じて2019年までに1400億円を分割 払いし債務弁済に充てる。さらに設備投資などの資金として最大800億 円を提供するとしている。

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