ナパバレーのブドウ園、高級ワインブーム再来で売買が活発化

米カリフォルニア州で最高級ワイン 産地の新たな時代が2月1日に幕を開けた。この日、プランプジャッ ク・ワイナリーの共同出資企業がナパバレーのスタッグズ・リープ地区 で土地50エーカーを購入した。この地区にはシェーファーやクロ・デ ュ・バル、クリフ・レイディなど名だたるブドウ園が並ぶ。

消費者向け投資銀行でコンサルタント会社のデメーテル・グループ によると、この土地購入をきっかけにカリフォルニア州全体で高額不動 産の売却が活発化し、年末までに総額8億ドル(約630億円)相当に達 する見通しだ。これは、市場がピークに達した2007年以降で最高水準。

オランダのラボバンク・ネダーランドで米国ワイン担当の首席アナ リストを務めるステファン・ランネクレイブ氏(ニューヨーク在勤)は 電話インタビューで「完全に好転している」と指摘。「カリフォルニア 州では現在、優良な不動産物件が数多くある。ブドウ園を購入できれ ば、それはホットなコモディティだ」と述べた。

ニールセン・ホールディングスが集計したデータによると、カリフ ォルニア州産の高級ワインの需要は3年間落ち込んでいた。同州産のワ インは米国の20ドルを上回るワインの売上高のうち3分の2以上を占め る。

SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー・バンク のワイン部門を創設したロブ・マクミラン氏は4月17日の業界リポート で、07年12月にリセッション(景気後退)入りして以降、高級品の消費 者は膨れ上がったワインの在庫を割安な価格で購入しようと躍起になっ ていたとの見方を示す。

ニールセンのデータによると、カリフォルニア州産高級ワインの7 月21日までの1年間の売上高は4億1000万ドルと、前年比で14%増加 し、米国の高級品メーカー全体の11%増を上回った。

原題:America Back Drinking High-End Wine Fuels Napa Deals Mortgages(抜粋)

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