豪中銀:政策金利3.5%に維持、3会合連続-内需が景気下支え

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は4日、政策金利を主要先進国で最高の水準に据え置くことを決め た。世界的な景気減速が豪州の主力輸出品目である鉄鉱石の価格を押し 下げているものの、同国経済は内需によってこれを乗り切っている。

豪中銀は声明で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート の誘導目標を3.5%に維持すると発表。ブルームバーグ・ニュースがエ コノミスト24人を対象にまとめた調査では、全員が3会合連続の金利据 え置きを予想していた。

スティーブンス総裁は声明で、1-6月(上期)の国内消費は「か なり堅調」だったが、商品価格はここ数カ月で「急激に」下落してお り、中国の成長見通しも一段と不透明になっていると指摘した。豪州に ついては、「資源部門の資本投資の極めて大きな伸びにけん引され、成 長率はトレンド近くとなっている」と分析。「一部の業界では雇用が縮 小しているものの、労働市場のデータは緩やかな雇用の伸びを示してお り、このため失業率はこれまでのところ低水準にとどまっている」と付 け加えた。

豪中銀の決定を受けて豪ドルは上昇。投資家の間で利下げ観測が後 退した。欧州債務危機が世界の成長と中国の需要を圧迫する一方、中銀 が5、6両月に実施した計0.75ポイントの利下げが国内消費の拡大と住 宅市場の安定化につながっている。豪経済は21年間にわたりリセッショ ン(景気後退)入りを免れてきた。

スティーブンス総裁は豪ドルの力強さは中銀の予想以上だと指摘。 「豪ドルはここ1、2カ月にわたって値下がりしているが、輸出価格の 下落と世界の見通し悪化を考慮すれば、予想よりも高水準を維持してい る」との見解を示した。

ブルームバーグがまとめた金利スワップデータによれば、政策金利 が来月も3.5%に据え置きとなる確率は38%。3日時点では30%だっ た。

原題:RBA Holds Key Rate as Economy Withstands Global Slowdown (1)(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie.

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