ソニーがスマホで世界の先頭集団入り目指す-ゲーム、カメラで差別化

ソニーはグループ内のカメラ、ゲー ムやコンテンツといった、さまざまな資産をスマートフォン(多機能携 帯、スマホ)に積極的に活用する。米アップル、韓国サムスン電子両社 に対抗し、スマホ市場で先頭集団入りを目指す。ソニーのモバイル事業 を統括する鈴木国正執行役が4日、グループインタビューで語った。

鈴木氏は、「日本だけでなく世界でファーストティア(先頭集団) ブランドになりたい」と話し、デザインやネットワーク能力も含めたソ ニーの総合力を活用しながら、開発スピードも上げることで、スマホの シェアやブランド力向上を目指す考えを示した。

ソニーは8月の4-6月期決算発表時に、今期(2013年3月期)の スマホ販売目標を従来比2.1%増の3400万台に上方修正するなど、スマ ホ部門で巻き返しを図っている。

しかし、調査会社ガートナーによれば、12年4-6月期のスマート フォン世界販売台数シェアは、1位がサムスンで29.7%、2位がアップ ルで18.8%、3位がノキアで7.6%、ソニーは3.5%に過ぎない。

鈴木執行役は、国内ではスマホが売り切れるなど、新製品が「顧客 に響いている」とし、今後も製品強化を続けていくことで「シェアは確 実に上がり、大きな売り上げアップにつながる」と述べた。ただ具体的 なシェア目標には言及しなかった。ソニーは、中期計画でスマホ、タブ レット、PCからなるモバイル事業の売上高目標を15年3月期に1 兆8000億円としている。

水戸証券の若林恵太アナリストは、ソニーのモバイル事業につい て、「モバイルに注力することがベストシナリオというよりオンリーシ ナリオだ」とし、サムスンなど競合メーカーもスマホ以外で利益を上げ ることが難しくなっている中で、ソニーもこの分野での利益確保を急ぐ べきだと指摘した。

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