ゴールドマン、ブラジルPE市場への復帰計画-インフラ投資

米ゴールドマン・サックス・グルー プは、ブラジルのプライベートエクイティ(PE、未公開株)市場への 復帰を計画しており、最高でプラス35%のリターン(投資収益率)を見 込んでいる。同社は過去2年間にブラジル部門の人員数を倍増させた。

ゴールドマンのブラジル部門のアレハンドロ・ボルブレクタウセン 社長(44)はサンパウロでのインタビューで「われわれが把握し投資が 必要と考えている一部のセクターに注目している」と述べ、インフラや 資源、通信などの産業を対象としていることを明らかにした。

ゴールドマンによるブラジルのPE市場への大規模投資は2007年に いったん終了した。この時は自己資本4億レアル(現在のレートで 約154億円)をサトウキビ処理会社のサンテリサ・ヴァーレに投資した が、その後、債務の再編を余儀なくされた。同社は09年にルイ・ドレフ ュス・コモディティーズに買収された。ゴールドマンは07年に航空会社 のBRAトランスポルテス・アエレオスにも投資したが、同社は破綻し た。

ゴールドマンのブラジル部門のパウロ・レメ会長(57)によると、 同社は道路や空港、道路、港湾などのインフラ事業への投資を通じて最 高でプラス35%のリターンを期待できると考えている。

レメ会長はインタビューで「ブラジルが規制面から見て透明性やマ クロ環境の予測可能性をもって適切に取り組み、課税や為替レートに関 連する不透明感が過度に高まらなければ、資本がリターンの低い投資先 から高い投資先に移動するのは自然な流れだ」と指摘。「経済が最も安 定し持続的な状況なら外資は最もかじを取りやすい」と述べた。

ブラジルは14年にサッカーワールドカップ(W杯)、16年には夏季 五輪を控えており、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)は向 こう5年間のインフラ整備に必要な1兆レアルのうち最大80%を融資す る方針を示している。ブラジル資本市場協会のデニス・パバリナ会長 は、整備費用の総額のうち10-20%を民間投資で賄う必要があるとみて いる。

原題:Goldman Plans Brazil Private-Equity Comeback in Infrastructure(抜粋)

--取材協力:Steven Crabill.

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