米国務長官、ASEANに結束を要請-南シナ海領有権めぐり

クリントン米国務長官は3日夜、東 南アジア諸国連合(ASEAN)と中国に対し、武力ではなく外交手段 によって南シナ海での領有権争いを解決するよう促した。対応を誤れば 軍事衝突につながる恐れがあると警告した。

クリントン長官はジャカルタでインドネシアのマルティ外相と南シ ナ海問題について協議した後、記者団に対し「南シナ海における平和と 安定、国際法の尊重、航海の自由、妨害を受けない合法的交易」を維持 することが、米国の「国益」と一致すると語った。

クリントン長官は、アジア太平洋6カ国を11日間で歴訪する予定 で、3日にインドネシア入りした。中国との関係を損なわずにアジアの 領有権問題に外交的解決を促すことを目指す。

米戦略国際問題研究所(CSIS)のアーニー・バウアー氏らアジ ア担当のアナリストは、クリントン長官の今回のアジア訪問では微妙な バランスが必要になる指摘する。中国が航海や交易の自由を侵害したら 米国が断固とした姿勢を取ると同盟国を安心させる一方で、経済成長の 促進や世界的脅威の防衛に向けたパートナーとして、中国との関係を強 める必要があるからだ。

原題:Clinton Seeks Unified Asean Front to Ease Disputes With China(抜粋)

--取材協力:Daniel Ten Kate、Yidi Zhao、John Brinsley、Yudith Ho.

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