イタリアとスペイン債が上昇、ECB支援期待で-英国債下落

3日の欧州債市場では、スペインと イタリア国債が上昇。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が今週の政 策決定会合後に借り入れコスト抑制に向けた債券購入策を打ち出すとの 観測が広がった。

ドイツ2年債利回りはゼロを下回る水準にとどまった。この日発表 の経済指標は、ユーロ圏の8月の製造業活動が当初見積もりよりも縮小 していたことを示した。フランスの10年債は6営業日続落、ベルギー国 債も下げた。両国は証券・国債入札を行った。スペインは6日に実施す る。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先週、同国のカタル ーニャ州の信用格付けをジャンク級(投資的水準)に引き下げた。

クレディ・スイス・アセット・マネジメント(チューリヒ)のグロ ーバル最高投資責任者(CIO)、ステファン・カイテル氏はブルーム バーグテレビジョンとのインタビューで「ユーロ圏が適切な措置を講じ るとわれわれは固く信じている」とし、「スペインとイタリア国債の現 行水準を考慮すると、短中期的に買いの機会と成り得る」と語った。

ロンドン時間午後4時42分現在、スペイン2年債利回りは前週末 比15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.51%。同国債 (表面利率4.75%、2014年7月償還)価格は0.265上げ102.23。10年債 利回りはほぼ変わらずの6.86%。イタリア2年債利回りは17bp低下 し2.63%となった。

ドラギ総裁は先月2日、ECBが利回りを押し下げるための国債購 入計画に取り組んでいることを明らかにし、年限短めの債券が購入の中 心になると語った。ECBは金融政策を6日に発表する。

ドイツ2年債利回りはマイナス0.04%で、前週末からほぼ変わら ず。8月2日にはマイナス0.097%まで下げた。10年債利回りは4bp 上げて1.38%。

英国債

英国債は下落。イングランド銀行(英中央銀行)は今週の会合で政 策金利水準と資産購入プログラムの規模を検証する。

10年債利回りは前週末比2bp上昇の1.65%。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格は0.2下げ100.915となった。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)が まとめた指数によると、英国債の前月末までの年初来のリターンはプラ ス4.2%。これに対しドイツ国債は4%、米国債は2.7%となっている。

原題:Spain, Italy Notes Rise on ECB Bond-Plan Bets; French Debt Falls(抜粋) Pound Approaches 3-Month High After Factory Data; Gilts Decline (抜粋)

--取材協力:Keith Jenkins.

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