独首相、救済の必要性を訴え-財務相はECBへの期待にくぎ

ドイツのメルケル首相は3日、ギリ シャなどの諸国が経済改革への取り組みを堅持する限り、ドイツを含め た欧州諸国からの「結束」に値するとして、与党会派内の救済反対派に 対し救済継続の必要性を訴えた。また、ショイブレ財務相は欧州中央銀 行(ECB)による危機収束にあまりに多くを期待しないよう警告し た。

メルケル首相はミュンヘンの北東のアーベンスベルクで、自身のキ リスト教民主同盟(CDU)と統一会派を組むバイエルン州の姉妹政 党、キリスト教社会同盟(CSU)の議員らに、「欧州は必要だ。しか し必要なのは強い欧州だ」と語った。「債務を積み上げ過ぎて何も残ら ず、市場のなすがままなになるような事態があってはならない」とも述 べた。

来年の選挙に向けたユーロ危機に関する政治論争の形が見えてき た。市場は危機解決策として今週のECBによる債券購入計画発表に期 待しているが、ショイブレ財務相は混乱を収束させる中銀の能力につい て欧州は「誤った期待」をかき立てるべきではないと警告した。

メルケル首相はギリシャへの圧力も維持し、「結束」の代価として 同国は救済の条件を満たさなければならないとくぎを刺した。スペイン とポルトガルの緊縮財政措置については「努力が必要だ」と指摘。「強 硬だと言われることがあっても、ドイツは各国に改革を求め続けていか なければならない」と語った。

ECBのドラギ総裁が6日の政策委員会後に発表するとみられる債 券購入計画について、ショイブレ財務相はラジオ局DLFとのインタビ ューで、ECBの責務の範囲内でなければならないと指摘。「国家の債 務を金融政策によって賄うことはできないことを、極めて明確にしてお かねばならない」と強調した。

スペインのラホイ首相は週末に、ECBの計画が明白になるまでは 救済基金への国債購入の要請を見合わせる考えをあらためて示した。

原題:Merkel Says Bailouts Here to Stay as Schaeuble Warns on ECB(抜粋)

--取材協力:Emma Ross-Thomas、Leon Mangasarian、Chris Malpass、Heather Smith.

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