火星探査機もヒントに-原油掘削の無人ロボット、開発進む

米航空宇宙局(NASA)の火星探 査機「キュリオシティー」は石油業界の技術革新に役立っている。

宇宙空間でデータを送信しながら火星上を移動することと地球の最 深部で原油やガスを探査することとの共通点は多い。思考能力のあるリ グ(掘削装置)を開発しているノルウェーのロボティック・ドリリン グ・システムズは、NASAと情報を共有する合意書に署名し、キュリ オシティーから学べる点がないか取り組みを進めている。

同社の取り組みはエネルギー業界の将来を見通す、より広い視野を 反映した事業の一環だ。完全に自動化されたリグが人口衛星の情報を利 用して操業地点へと移動し14階建てのビルと同じ高さの鋼鉄製の補強装 置を組み立て油井を掘削。その後、装置を撤収して次の地点へと移動す る-。エンジニアたちはそんな日が来ることを予測している。

英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルの元幹部、エリック・バン・オー ルト氏は「この業界で新たな分野が出現しつつある。発展が期待でき る」と語る。同氏はテキサス大学オースティン校で自動掘削に重点を置 く大学院レベルのエンジニアリングの新プログラムを率いる。

米アパッチやナショナル・オイルウェル・バーコ(NOV)、ノル ウェーのスタトイルなどの企業は、油田での作業のうち最も反復的で危 険な上、時間のかかる部分を無人化する技術の開発を進めている。

ロボティック・ドリリング・システムズのセールス・マーケティン グ担当バイスプレジデント、ケニス・ソンダービック氏は高度に自動化 されている自動車製造や巡航ミサイルシステムなど他の分野と比較しな がら「革新的な技術だと思う」と指摘した。

原題:NASA Helps Hatch Robots for Drilling Oil Without Humans: Energy(抜粋)

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